1. 割合には必ず基準がある
割合を読むには「何に対する割合か」を決める必要があります。価格が5,000円から4,000円になったら、差額1,000円を元の5,000円で割るので20%引きです。同じ2つの数値でも、基準を変えると割合が変わります。
購入価格には割引計算を、2つの時点の訪問数や作業量には増減率を使います。方向をつけずに2つの値を比べるパーセント差は平均値が基準なので、増減率とは別の答えになります。
2. 20%引きの後に10%引きでも、合計30%引きではない
5,000円の20%引きは4,000円です。さらに10%引く場合、その10%は5,000円ではなく4,000円にかかり、400円安くなって3,600円になります。元の価格からは1,400円安く、全体では28%引きです。
残る価格の割合で考えると、(1 − 0.20) × (1 − 0.10) = 0.72。元の価格の72%を支払います。店によっては両方のクーポンを元値に適用したり、定額割引を組み合わせたりするため、実際の条件を確認してください。
- 割引計算で元の価格を5000、割引率を20にし、4,000になることを確認します。
- 元の価格を4000、割引率を10に変更し、3,600になることを確認します。
- パーセント計算で5000から3600への増減率を求めると、−28%になります。
| 場面 | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 5,000から20%引き、その後10%引き | 5,000 × 0.8 × 0.9 | 3,600・全体で28%引き |
| 80から100へ回復 | (100 − 80) ÷ 80 × 100 | +25% |
| 10%から15%に上昇 | 15 − 10 / (15 − 10) ÷ 10 × 100 | 5ポイント / 相対的に+50% |
| 100と120のパーセント差 | 20 ÷ 110 × 100 | 約18.18% |
3. 20%減った値を戻すには25%増が必要
作業量が100から80になると20%減です。100に戻すには20増やしますが、今度の基準は80なので、20 ÷ 80 × 100 = 25%増になります。80に20%を足しても96までしか戻りません。
連続する増減率を単純に足さないでください。100 → 80 → 96の全体の増減率は−4%です。0からの増加率は0で割れないため定義できません。その場合は「0件から20件に増加」のように実数で示します。
4. パーセントとパーセントポイントを分ける
回答率が10%から15%になると、差は5パーセントポイントです。元の10%に対する相対的な増加率は (15 − 10) ÷ 10 × 100 = 50%。単に「5%増」と書くと意味が曖昧になります。
「回答率10% → 15%、5ポイント上昇」のように始点と終点を一緒に示しましょう。期間や対象集団が違えば、計算が正しくても比較を誤ることがあります。訪問数なら同じ長さの期間で同じ指標を比べているか確認します。
5. 丸め方と最終金額を確認する
途中で何度も丸めると、最終結果に差が出ることがあります。できるだけ元の数値のまま計算し、表示時に丸めます。通貨の選択は表示を変えるだけで、為替換算ではありません。
割引計算には送料・税金・ポイント・最低購入額などを含めていません。単純な割合計算なので、最終的には決済画面と照合してください。このガイドの数値は計算方法の説明用で、特定の店の条件ではありません。
仕上げの確認
- 元の値と比較する値を区別
- 追加割引は割引後の価格を基準に計算
- ポイント差・増減率・パーセント差を明記